The Harbor House
ロマンス · 大人 · 全8話
11言語で読み聞かせるバイリンガル音声シリーズ(ロマンス)「The Harbor House」の全8話。1話ずつ順番にお楽しみください。
全エピソード
チェックイン
エラ・ロウは祖母から受け継いだ海辺の宿ハーバー・ハウスを、早く売り払うつもりで島に戻ってくる。けれど祖母が遺した手紙には、決める前に三十日ここで暮らしてほしい、と記されていた。台所には、自分の計画を胸に秘めたシェフのノアがいる。雨の渡し船、雨漏りの屋根、停電の夜——喪失とやり直しのあいだで静かに育つ、大人のためのラブストーリー。
ルーム1
祖母から受け継いだ海辺の宿をどうするか、エラに与えられた時間は三十日。ノアはまず一部屋からと言い張る。ルーム1では壁紙の下から思わぬ傷みが現れ、ペンキも乾かないうちに予期せぬ客が訪れる。
朝食シフト
エラは海辺の宿ハーバーハウスで朝食シフトを手伝うだけのつもりだった。けれどノアと迎えた早朝、食堂は近所の人や旅の客で次々と埋まり、ポーチには順番待ちの列までできてしまう。焦げたトースト、祖母が残した思い出、そして自分を頼る客たちの顔が、忙しさを楽しんでいた頃の自分を思い出させる。そんな一日の終わりに、買い手をめぐる一本の電話と、予報より早く港へ迫る嵐が同時に訪れる。
天気予報
嵐で渡し船が止まり、道も閉ざされた夜、宿の主人エラは足止めされた客たちをすべて迎え入れることにする。料理人ノアは燃料の少ない発電機で厨房の灯りと火を守り、温かいスープとトランプ遊び、そしてヴィヴィアンが残した手紙が、二人の胸にしまった後悔を少しずつほどいていく。水が客間に流れ込む夜、何を手放すかを選びながら、二人は互いに手を伸ばすことを覚えていく。
長いテーブル
嵐の明けた朝、エラはハーバーハウスを開いて町じゅうを夕食に招く。借り物のテーブルと四十脚の椅子が並ぶなか、買い手を名乗る女性が現れる。兄の忠告とノアの慎重な沈黙のあいだで、長いテーブルは誰もまだ答えられない問いを置いていく。
私たちが守るもの
祖母を亡くしたエラは、ヴィヴィアンの日記に改築の図面と、料理人ノアへの封をした手紙を見つける。そこに描かれていたのは、人を育てるための厨房だった。折しもハーバーハウスを買いたいという申し出が届く。私たちが守るものは、手放すか留まるかで揺れる心を静かに描く物語。
シーグラスの約束
エラは受け継いだ海辺の宿を売るかどうか決めねばならず、厨房を立て直す料理人ノアは気持ちを慎重な距離に置いたまま。ヴィヴィアンが遺した手紙は、義務ではなく目を開いて選べと告げます。正直さとためらい、小さな約束をめぐる静かな物語。
予約
エラとノアの前に、三つの申し出が同時に並ぶ。ハーバー・ハウスをめぐるクレアの修正案、ポートランドの厨房を任せたいというマーティンの提案、そして月曜が期限のマンハッタンの仕事。予算やパン教室、町のガラの準備を重ねながら、二人は急がずに、目を開いたまま選ぼうとする。今夜すべてを決めなくていいと、互いに確かめ合いながら。
Last Ferry Out
Open Season